ビジネス留学でも、インターンシップに参加できる場合があります。ただし、すべての学校やコースに含まれているわけではありません。参加できるかどうかは、留学先の国・学校・コース内容に加え、ビザや就労許可、語学力、受け入れ企業の条件によって決まります。
ビジネス留学で参加できるインターンシップの種類
ビジネス留学のインターンシップには、授業の一部として行うものと、希望者が別途申し込むものがあります。
| 種類 | 特徴 | 確認する点 |
|---|---|---|
| コースに含まれるインターンシップ | ビジネス英語や経営などの授業と、企業での実習を組み合わせる | 実習の期間、職種、単位や修了証の有無 |
| 学校が紹介するインターンシップ | 授業とは別に、希望者が学校を通して応募する | 紹介料、応募条件、企業や職種を選べるか |
| 自分で探すインターンシップ | 留学中に企業へ直接応募する | ビザや就労許可、企業側の採用条件 |
「ビジネス留学」という名称だけでは、インターンシップが必ず付くとは判断できません。募集要項に「internship」「work placement」「work experience」などの記載があるかを確認してください。
参加できるかどうかを分ける主な条件
留学先の国とビザの種類
インターンシップで企業の仕事をする場合、留学先の国の法律やビザの条件を確認する必要があります。学生向けのビザであっても、就労できる時間、仕事内容、実習の形態に制限が設けられていることがあります。
特に、無給のインターンシップでも、現地の制度上は就労や実習として扱われる可能性があります。「無給だからビザの確認は不要」とは限りません。申し込む前に、学校と留学先の大使館・移民当局などの公式情報を確認しましょう。
コースにインターンシップが含まれているか
同じ学校のビジネスコースでも、授業だけのコースと、企業実習まで含むコースが分かれていることがあります。コース名に「インターンシップ」と書かれていない場合、実習が含まれると決めつけないことが大切です。
次の項目を、学校の募集要項や契約書で確認してください。
- インターンシップが必修か、希望者のみか
- 実習の期間と1週間あたりの時間
- 実習先の業界や職種
- 実習先を自分で選べるか
- 実習先が決まらなかった場合の扱い
- 授業料とは別に費用がかかるか
- 給与が支払われるか
語学力と応募条件
企業で業務を行うインターンシップでは、授業を受けるだけの場合より高い語学力を求められることがあります。履歴書、面接、メールのやり取りを現地語や英語で行うケースもあるためです。
学校によっては、一定の語学レベル、出席率、年齢、職務経験などを参加条件にしている場合があります。語学力が不足していると、参加時期が遅れたり、希望する職種に応募できなかったりすることがあります。
インターンシップで経験できる仕事
実習先によって異なりますが、ビジネス留学では次のような業務が候補になります。
- 営業やマーケティングの補助
- SNS運用や市場調査
- 事務やデータ入力
- カスタマーサポート
- 人事や採用業務の補助
- ホテル、観光、貿易関連の業務
ただし、留学生が担当できる業務は、語学力、経験、企業の方針によって変わります。「ビジネスを学べる」と書かれていても、実際の業務が事務補助や定型作業を中心とする場合もあります。
希望する仕事がある場合は、申し込み前に「どの業界で、どのような業務を経験できる可能性があるか」を学校へ具体的に質問しましょう。
参加前に確認する手順
- コースの説明を確認する。インターンシップが授業に含まれるのか、別料金のオプションなのかを確認します。
- 参加条件を確認する。語学力、出席率、年齢、職歴、履歴書や面接の要否を確認します。
- ビザと就労条件を確認する。実習が有給か無給かにかかわらず、許可の対象になるかを確認します。
- 実習先の決まり方を確認する。学校が紹介するのか、自分で探すのか、希望職種を伝えられるのかを確認します。
- 費用と実習期間を確認する。授業料、紹介料、保険料など、別途必要な費用がないかを確認します。
- 契約内容を確認してから申し込む。実習先が決まらなかった場合や、途中で辞退した場合の扱いも確認します。
「インターンシップ付き」と「就労できる留学」は同じではない
インターンシップがコースに含まれていても、留学中に自由に働けるとは限りません。学校が手配する教育課程の一部として認められる実習と、生活費を得るために企業で働くことでは、適用される条件が異なる場合があります。
また、インターンシップ先の紹介があっても、採用や実習の開始が保証されるとは限りません。企業の選考、語学力、募集枠などによって、希望どおりの実習先にならない可能性があります。
ビジネス留学でインターンシップをしたい人の選び方
企業での実務経験を最優先するなら、インターンシップの内容が明記されたコースを選ぶのが基本です。コース名だけでなく、実習時間、職種、実習先の分野、参加条件まで確認してください。
一方、まず語学力やビジネスの基礎を身につけたい場合は、授業中心のコースを選び、参加条件を満たしてから実習に進む方法もあります。希望する職種が決まっている人は、学校が紹介できる業界と、実習先を自分で選べる範囲を確認すると判断しやすくなります。
結論として、ビジネス留学でインターンシップに参加することは可能ですが、学校のコース内容、留学先の制度、語学力、実習先の選考によって可否や内容が変わります。最初に、募集要項で実習の有無と条件を確認し、その後に学校と留学先の公式機関へビザ・就労条件を確認してください。


